PERTH STUDY ABROAD / FINDING A JOB
パース留学でぶつかった壁のひとつが、仕事探しでした。社会人を経験してから約1年間パースで暮らしましたが、知らないお店にレジュメを持って入るのは、怖かったです。
店舗へレジュメを配ったり、求人サイトから応募したり、学校の友人に紹介してもらったり。面接やトライアルを経て採用された仕事もあれば、ダメだった場所もあります。
この記事では、私が実際に仕事を探して、応募して、働くまでに経験したことをまとめます。うまくいった探し方だけでなく、「採用されたけれど、合わなかった」という話も含めて、これから留学・ワーホリでパースの仕事を探す人の参考になればうれしいです。
この記事でわかること
- パースで仕事を探す4つの方法と求人サイトの違い
- レジュメ配りのコツと、渡すときの英語
- オーストラリア向けレジュメの考え方
- 英語力・条件・タイミングと仕事探しの関係
- 私が採用された3つの流れと、すぐ辞めた話
- 見つからないときの見直し方と、求人・職場の注意点
仕事探しの話は、私が留学していた当時の経験です。周囲の人を見て感じたことと、現在の公式情報は本文内で分けています。公式情報の確認日:。
パースで仕事を探す前に、まず全体像
パースで仕事を探す方法は、ひとつではありません。最初から選択肢をいくつか持っておくと、「このサイトで見つからないから、もう無理」と思わずに済むかもしれません。
| 方法 | 向いている人・私の経験 |
|---|---|
| 求人サイト | ローカル企業を含め、職種や条件を広く比べたい人に。 SEEK・Indeed・Gumtreeはサービス情報を紹介します。応募はしたものの、返信がなかったため、紹介のみになります。 |
| 日本人向け求人 | 日本語の募集から探し始めたい人に。 私はパース通信から、レジュメと日本語メールで応募。面接兼トライアルを受け、採用されました。 |
| 店舗へレジュメ配り | 気になるお店へ直接行き、自分の言葉で伝えたい人に。 何件か配り、精神の消耗はすごかったです。自分を売り込める人向けです。 |
| 友人・知人の紹介 | 知り合いを通じて、仕事の話を聞きたい人に。 学校の友人から紹介され、仕事を始めた経験があります。紹介でも、自分で条件を確認することが大事でした。 |
これから動くなら、働ける条件を整理する → レジュメを用意する → 複数の方法で応募する → 面接・トライアルと雇用条件を確認する、という順番で考えると分かりやすいと思います。
CURRENT INFO / 働ける条件を先に確認
応募前に、自分のビザで働ける条件を確認しておきましょう。学校の予定や通勤できる範囲とあわせて、勤務可能な時間を整理します。現在有効なビザの条件は、オーストラリア内務省のVEVOで確認できます。
2026年9月12日確認:Home Affairs|ビザ条件・VEVOの案内
求人サイトは、探したい仕事に合わせて使う
ここでは、4つのサービスを整理します。私の具体的な応募・採用体験として紹介するのは、パース通信です。SEEK・Indeed・Gumtreeについては当時の利用状況を詳しく記録していないため、現在の探し先として紹介します。
SERVICE NOTE / 2026年9月12日確認
4サービスとも、公式サイト上で求人検索・求人掲示板の存在を確認しました。以下の「向いている人」は、それぞれの機能をもとにした使い分けの目安です。
SEEK|ローカル企業や幅広い職種を探す
向いているのは:職種・勤務地などを指定して、幅広く求人を比べたい人。
職種や地域から仕事を検索できるサービスです。日本人向けの募集に限らず探したいときの選択肢になります。必要な経験、英語でのやり取り、勤務条件は募集ごとに確認してください。
Indeed|複数の職種をまとめて探す
向いているのは:仕事名やキーワードを変えながら、候補を広げたい人。
オーストラリア版で、キーワードと勤務地を使って求人を検索できます。やりたい仕事がまだひとつに決まっていないときも、いくつかの職種を見比べる入口になります。
Gumtree|地域の募集も見てみる
向いているのは:地域の掲示板型の募集も、候補に加えたい人。
売買なども扱うGumtreeには、現在もJobsのカテゴリーがあります。求人専用サイトとあわせて見る選択肢です。仕事内容・募集元・給与の説明が十分かは、応募前に確認しましょう。
パース通信|私が日本語メールで応募した場所
向いているのは:日本語で募集内容を読み、仕事を探し始めたい人。
パースの日本人向け情報サイトにある求人掲示板です。私はここで見つけた求人に、レジュメを添えて日本語でメールしました。その後、面接兼トライアルを受けて採用されています。
ただし、日本語の求人だからといって、仕事中も英語が不要とは限りません。応募方法や必要な英語力は、各募集を確認してください。
レジュメ配りは、直接会って伝えられる
Resume/CVを持って、店舗へ直接行く方法です。ローカルのお店を探すときにも選択肢になりますが、オンライン応募を指定しているお店では、その案内に従いましょう。
当時、私が大事だと思っていたのは、忙しい時間を避けることと、笑顔で元気よく話すこと。レジュメの内容だけでなく、その場で自分の雰囲気を伝えられるのが、直接行く方法のよさだと感じていました。
これから配るなら、店舗のマネージャーに渡せるか聞いてみるのが一番いいです。不在の場合、マネージャーの都合がいい時間を聞いてみましょう。もしわからないと断られたら、レジュメだけでも置いていきましょう!
- 時間:ランチのピークなどを避け、お店の様子を見て声をかける。開店直後でも準備で忙しい場合はあります。
- 持ち物:印刷したレジュメ。自分の連絡先が正しいかも確認しておく。
- 服装:清潔感があり、お店に合うもの。飲食店なら黒いTシャツと動きやすいズボンも一例です。決まった共通ルールではありません。
その場で面接やトライアルの話になる可能性もあります。時間は空けておくこと、働ける服装で行きましょう。トライアルの注意点は後半でまとめています。
ONE PHRASE / レジュメを渡すとき
“Hi, how are you?” “Are you hiring at the moment?” “Could I leave my resume for the manager?
「こんにちは。」「現在スタッフ募集してますか?」「レジュメをマネージャーにお渡しできますか?」
実際にレジュメを渡す際に使っていました。非常にシンプルですが、緊張してるのでうまく言えてたかは未知数でした。
レジュメは、日本の履歴書をそのまま訳す感覚とは違った
日本の履歴書との違いには、最初、戸惑うかもしれません。私もオーストラリア向けにレジュメを作り、印刷して配っていました。作成に使ったのはCanvaです。
きれいなテンプレートを選ぶことより、応募先に関係する経験やスキルを重視していました。
MY RESUME / 私が使っていた構成

図中には職歴を盛るようにも読めるメモがありますが、皆さんいろいろ書かれていました。レジュメには、できることを自信満々に書いてください。この図は項目の配置例として見てもらえればと思います。
これから作るなら、まず整理したい項目
現在のSEEK公式ガイドも参考にすると、連絡先、短い自己紹介、職歴、学歴、関連するスキルなどが基本になります。
- 連絡先:名前、電話番号、メールアドレス。
- 短い自己紹介:どんな経験があり、応募する仕事で何を活かせるか。
- 職歴:実際の勤務先・期間・担当した仕事を、新しいものから簡潔に。
- スキル・学歴・資格:その仕事に関係するものを中心に。
- Reference:求められた場合に備え、仕事ぶりなどを説明してくれる人へ事前に相談する。
留学中の仕事探しなら、いつから・どの曜日や時間帯に働けるかも整理しておくと、条件を伝えやすくなります。応募先の指定があれば、項目やファイル形式はそちらを優先してください。
2026年9月12日確認:SEEK|レジュメの基本項目 / 勤務可能時期・時間の書き方 / Canvaのレジュメ作成ページ
英語力だけで決まるわけではなかった
「英語があまりできなくても、仕事は見つかる?」は、気になりますよね。私の周りには、英語があまり得意でなくても仕事を見つけた人がいました。一方で、英語が話せてもなかなか決まらず、仕事が見つからないまま帰国する人もいました。
ここからは、当時の周囲の人を見て私が感じたことです。採用理由を雇用主全員に確認したものでも、パース全体の傾向を示すデータでもありません。
英語が得意でなくても、ほかの部分が伝わることはあった
人柄ややる気が伝わったのかな、と感じるケースもあれば、お店が人手を必要としているタイミングと合ったのかな、と思うこともありました。
バリスタのように、仕事に直結するスキルも強みになると感じました。特にラテアートができる人は強いな、と当時は感じていました。ただ、スキルがあれば仕事中の英語がいらない、という意味ではありません。
また、私の周囲には日本人に好意的な雇用主もいました。少し不思議に思うくらい歓迎してくれる人もいましたが、国籍だけで採用が決まるとは考えず、ひとりの応募者として自分にできることを伝えましょう。
英語が話せても、条件を絞ると見つかりにくいことも
ローカル店にこだわったり、日本食レストランを最初から候補に入れなかったりすると、応募できる先は少なくなります。「せっかく海外に来たのに、日本語で働くのは……」という気持ちは、私も分かります。
でも、生活をつなぐ仕事として、ジャパレスを一時的な選択肢にする考え方もあります。日本食のお店でも、経営者やスタッフ、使う言語はさまざまです。お店の種類だけで判断せず、実際の仕事内容や環境を見てみてください。
私が感じた、季節とタイミングの違い
MY EXPERIENCE / 季節とタイミング
私がパースにいたときは、冬(4/5月~9/10月頃)になると求人がかなり減っていました。。英語が流暢な人でも、仕事探しが進まないことがあり、本人の力だけではどうにもならないタイミングもあるのだと思いました。
私が見ていた求人や、当時の周囲での印象です。「パースでは冬に仕事がなくなる」という意味ではありません。
私の仕事探し3つのパターン
MY EXPERIENCE / JOB SEARCH → INTERVIEW → TRIAL
ここからは、私自身の話です。トライアルと仕事が決まるまでの流れと現実です。
CASE 01 / レジュメ配り
夏に5軒ほど配り、1軒から連絡が来た
- 夏に、5軒ほどのお店へレジュメを配る。
- そのうちの1軒から連絡が来る。
- 翌日、面接を受ける。
- 面接のあと、そのままトライアルへ。
- 残念ながら不採用でした。
直接配ったところからのトライアルだったので意気揚々としていましたが、他の人に見事に負けました。ここで仕事獲得の厳しさを思い知りました。
5軒は私が当時配った数です。この数を配れば確実という目安ではありません。
CASE 02 / パース通信
採用されたけれど、実質1日で辞めた
- パース通信で求人を見つける。
- レジュメを添えて、日本語でメールする。
- 後日連絡があり、面接兼トライアルへ行く。
- トライアル後、そのまま採用される。
- 一緒に働く上司との相性が合わず、実質1日で辞める。
そのときは、上司の対応をかなり冷たく感じて、「あ、私、1日でクビになったのかな」と思いました。それで、別の仕事を探すことに。
実際にはクビではなかったんですけどね(笑)。ただ、その人と働き続けたいとは思えず、結果的に実質1日で辞めた形になりました。
これは私とその職場との相性の話です。採用が決まることと、そこで続けられることは別なのだと感じた経験でした。
CASE 03 / 友達の紹介
面接もトライアルもなく始まった仕事
- 帰国まであとヶ月、というとき、なんとなく仕事を探してました。そんなとき学校の友人から紹介される。
- 面接・トライアルなしで、仕事が始まる。
- 職場の雰囲気に少し不安を感じる。
- 早めに辞める。
紹介だったので話は早かったのですが、始めてみると、少し不安に感じる雰囲気がありました。細かいことはここでは書きませんが、私は早めに離れることにしました。
友達の紹介が危険、という話ではありません。紹介だからといって、仕事内容や給与などの確認を省略しない。これから探す人には、そこを伝えておきたいです。
仕事が見つからないとき、見直してみたいこと
ここまでの経験から、もし探し方が行き詰まったら、次のように選択肢を広げてみてもよいと思います。
- 求人サイトだけに絞っているなら、レジュメ配りも試してみる。
- 友人や学校の知り合いに、仕事を探していることを伝える。
- ローカル店だけに絞りすぎていないか見直す。
- 日本食レストランも、生活をつなぐ選択肢として考える。
- レジュメの連絡先、読みやすさ、応募先に伝わる経験を見直す。
- 自分だけの問題ではなく、募集のタイミングも関係していないか考える。
POINT
仕事が見つからない=英語力が足りない、とすぐ決めつけなくていい。
私の周りでも、英語が話せることと、すぐ仕事が決まることは同じではありませんでした。探す方法や条件を、ひとつずつ見直してみてください。
求人と職場で、最低限確認しておきたいこと
パースに着いて間もない頃、周りから安い給与で働かされるケースに気をつけるよう言われました。これは人から聞いた注意で、私自身が賃金未払いの被害に遭ったという話ではありません。
仕事が決まるとうれしいですが、給与や仕事内容が曖昧なまま始めないことも大事です。国籍や業種で判断するのではなく、その募集と条件を確認してください。
CURRENT INFO / 2026年9月12日確認
西オーストラリア州の民間雇用には、全国制度と州制度があります。個人事業主など、州制度の対象になる職場もあります。下のFair Workの説明は全国制度についてのものです。適用制度が分からない場合は、WA州政府の案内・Wagelineで確認できます。
給与は「自分の仕事に適用される基準」で比べる
多くの仕事では、業種・職種ごとの最低賃金や労働条件を定めるAwardなどが関係します。年齢、雇用形態、仕事の区分、働く曜日・時間帯などでも確認する額は変わるため、一律の時給だけで判断しないでください。
求人に給与が書かれていなければ、応募時や面接時に、税引前の時給・雇用形態・適用されるAwardなどを聞きましょう。金額の記載がないだけで違法と決めつけず、説明を受けても曖昧なままなら立ち止まって確認したいです。
出典:Fair Work|Minimum wages・賃金確認ツールの案内(2026年9月12日確認)
現金払いと、不適切な給与処理は分けて考える
現金払いそのものが違法というわけではありません。問題は、必要な税務処理をしていない、給与明細がない、適用される最低賃金を下回る、といったことです。現金で受け取っても、収入の申告は必要です。
全国制度では、給与支払いから1営業日以内にPayslip(給与明細)を渡す義務があります。働いた時間・金額・税金などを確認し、自分でも勤務時間と受け取った給与の記録を残しておきましょう。
出典:Fair Work|Paying wages / ATO|現金で給与を受け取る場合(2026年9月12日確認)
「トライアルだから無給」とは限らない
Fair Workは、募集している仕事に必要なスキルを、直接の監督のもとで、確認に必要な範囲だけ示す短いトライアルなら、無給で認められる場合があると説明しています。
その範囲を超えて働く時間には、適切な賃金が必要です。「採用前だから何日でも無給」とは考えず、何をするのか、どのくらいかかるのか、有給かを事前に聞いてください。
出典:Fair Work|Unpaid trials(2026年9月12日確認)。
TFNとSuperも、働き始めるときに確認する
TFNは税務上の個人番号です。仕事を始める際は、TFNの取得・申請、雇用主へのTFN declaration、Superannuation(退職後に向けた積立)の口座などを確認します。
対象となる従業員には雇用主によるSuperの拠出義務があり、一時滞在者も対象になり得ます。手取りの給与だけでなく、対象条件や口座への入金も確認しておきましょう。
出典:ATO|Tax for employees / Fair Work|Tax and superannuation(2026年9月12日確認)
仕事内容が曖昧な求人は、応募前に確かめる
危険な仕事ではないかを確認してください。すべての店舗が危険という意味ではありません。当時、とあるお店の募集を多く見かけた印象はありますが、それだけで安全性や人手不足の理由、資格の要否を判断することはできません。
業種にかかわらず、仕事内容がぼかされている、業務内容と報酬の説明が不自然、質問しても条件がはっきりしない場合は、店舗情報・具体的な業務・必要な資格・契約条件を確認してください。説明になかった性的なサービスなどを求められたり、不安を感じたりしたら、無理に引き受ける必要はありません。
給与や労働条件で困ったときは、求人、メッセージ、勤務時間、給与の記録を残し、適用制度に応じてFair Work OmbudsmanやWagelineへ相談できます。相手に直接言いにくい場合も、ひとりで抱え込まないでください。
相談先の確認:WA州政府|制度別の窓口案内(2026年9月12日確認)
仕事探しで、自分を責めすぎないでほしい
仕事探しも、レジュメ配りも、怖いです。ストレスが溜まって、日本に帰りたくなることもあるし、泣きたくなる夜もあります。
私も、採用まで進んだ仕事ばかりを気持ちよく続けられたわけではありませんでした。実質1日で辞めたり、紹介で始めた仕事を早めに離れたり。探して、働いてみて、初めて分かったこともありました。
すぐ見つからないと、自分の英語力や能力のせいだと思ってしまうかもしれません。でも、私が見た仕事探しには、タイミングや条件もかなり関係していました。
しんどい日は、少し休んでもいいと思います。誰かに話せそうなら、今の気持ちを聞いてもらってください。そのあとで、応募先や探し方をひとつ見直す。それくらいの次の一歩でも。
身近に話せる人がいないときは、このページのコメントでも。気持ちを話す場所のひとつにしてもらえたらと思います。
MORE FROM NYA / PERTH STUDY ABROAD
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